入隅、出隅とは?

こんにちは、第一建設です!
家づくりを考えはじめると、「こんな間取りにしたいな」「収納は多めがいいな」など、いろんなイメージが膨らんできますよね。でも実は、見た目や広さ以外にも、家の中には大切なポイントがたくさんあるんです。
今回は、ちょっと聞き慣れないけれど、知っておくと家づくりが少し面白くなる「入隅(いりずみ)」と「出隅(ですみ)」という言葉をご紹介します。
入隅(いりずみ)ってどこ?

入隅とは、壁と壁が内側にくっついてできるへこんだ角のことです。たとえば、お部屋の四つ角や、キッチンの隅などを思い浮かべてみてください。そこが「入隅」です。
この入隅、実は見た目だけでなく、使い勝手にも影響する場所。ほこりがたまりやすかったり、水まわりではカビが生えやすかったりと、ちょっとした弱点もあるため、掃除のしやすさや防水性を考えて丁寧に仕上げる必要があります。
そして、もうひとつ入隅が関わる大事なポイントが「アクセントクロスの貼り分け」です。
最近は、壁の一面だけ色や柄の違うクロス(壁紙)を使って、空間にメリハリをつける「アクセントクロス」が人気です。その貼り分けの“境目”としてよく使われるのが、実はこの「入隅」なんです。
なぜかというと、入隅は視線が自然と切り替わる場所なので、クロスの色や柄を変えても違和感が出にくいんですね。「この壁だけちょっと雰囲気を変えたいな」「リビングの一角に遊び心を入れたい」というときに、入隅で貼り分けをすると仕上がりがきれいでおすすめです。
出隅(ですみ)ってどこ?

一方、出隅は、壁と壁が外に出っ張ってできるとがった角のことです。たとえば、廊下と部屋の境目や、柱の角がこれにあたります。
出隅は人がよく通る場所にあるので、ぶつかりやすく、傷もつきやすい部分です。お子さんがいるご家庭では、安全のために角を丸くしたり、ぶつかってもケガをしにくい素材にしたりといった工夫もおすすめです。
また、出隅で壁紙を貼り分けると、ちょっとだけ仕上がりに違和感が出ることもあるため、デザイン面でも入隅を使った貼り分けの方が人気です。
家づくりは“角”も大切
「角なんて、あまり気にしたことなかったな…」という方も多いと思います。でも実は、この入隅・出隅の処理ひとつで、毎日の暮らしやすさやお掃除のしやすさ、安全性、さらには見た目の印象まで変わってくるんです。
たとえば…
- 掃除しやすいお風呂にしたい
- 子どもが元気に走り回れる家にしたい
- アクセントクロスでおしゃれな空間にしたい
…そんなご希望も、“隅”のつくり方や仕上げ方が関係してきます。
まとめ
第一建設では、こうした「細かいところこそ、丁寧に」仕上げることを大切にしています。一見目立たないような“角”の処理でも、お客様の暮らしやすさやデザインのご希望にあわせて、素材や方法をご提案しています。
「こんなこと聞いてもいいのかな?」という疑問こそ、遠慮なくご相談くださいね。建築用語に詳しくなくても大丈夫。ひとつひとつ丁寧に、わかりやすくご説明いたします。
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